3ヶ月でチームが変わった。
選手たちの主体性を引き出した新しい取り組み。

変わらなければいけないのは、生徒より自分だと気づいた。

ー星稜高等学校バレー部監督 村上先生

星稜高等学校は石川県金沢市にある学校法人稲置学園が運営する私立中高一貫学校。
建学の精神“誠実にして社会に役立つ人間の育成”に基づき、学業・部活動の両面に力をいれている。
全国大会常連校の野球部、サッカー部を筆頭に各部活華々しい成績を収め、松井秀喜選手や本田圭佑選手をはじめ、多くのトップアスリートを輩出。
また、土曜特別授業の“GROW! SEIRYO PROGRAM”では、キャリア教育や国際理解を柱としたプログラムを取り入れるなど、時代の変化に伴う様々な教育課題に対しての新しい教育の形を模索し続けている。
今回は、ビノベーションレポートを活用した選手たちへのキャリアトレーニングという新たな取り組みを開始した星稜高等学校女子バレーボール部の監督、村上先生に、導入のきっかけや導入後の変化について伺いました。
(写真左:弊社鶴巻 写真右:村上先生)

導入内容

①監督・バレー部全員(合計22名)のビノベーションレポート受験(年2回)
②年間合計12回のバレー部全体に向けたトレーニング
③ビノベーターによる1年間の個別フォロー

導入詳細(一部抜粋)

『選手自身が、自分で自分のことを深く理解し、部活動を通じて、社会で活躍する人財になってほしい。
そして、「結果を出す」という過程を通じて、自分自身の強み、弱み、特性を理解し、自分自身で意思決定できる人生を歩んでほしい。』という思いでプログラムを構築。

第1回:バレーボール部全体へビノベーションレポートのフィードバックを行いました。
自分自身を深く理解すると同時に、仲間を理解するためにお互いのレポート内容を開示し合いながらチームとしての理解を深めました。

第3回:お互いの本心を知ることによりより強い絆・強いチーム力を作り上げるため、「発信」をテーマとしたチームビルディングセッションを行いました。
チームとして同じ目標に向かって一致団結するためにも、ひとりひとりが、普段から抱えている自分自身の本心と向き合い、チームメンバーに心からのメッセージを伝えました。

導入のきっかけ

時代が変化してきて、子どもたちの質も変わっていくなかで、これまでの指導にこだわらずに指導をアップデートし続ける必要がある、
今のままではいけない、と漠然と感じていた際に、updraft(弊社鶴巻)を知人に紹介してもらったことがきっかけです。

星稜高校ビノレポ記入アップ

導入後の変化

まずは、選手も僕も、自分を出せるようになりましたね。ビノベーションレポートでお互いの資質の違いが見える化されて、
お互いの理解が深まったこと、お互いの自己開示をチームとして受け入れ合う時間をもてたことが大きかったと思います。

トレーニングのワークで、選手たちが僕に対して率直に思っていることを伝えてくれたのですが、言いづらかっただろうなと思うことも勇気を出して伝えてくれたことが嬉しかったです。
思っていた以上に自分でも気づけていなかったことが多く、チームが変わるためには自分が変わらないといけないな、と改めて強く思いました。

個人的な変化としては、これまでも自分の言葉で選手たちに何かきっかけを与えられたらいいなと思い、メッセージを伝えるということはやっていたんですが、
内容が変わったというか、選手たちにも、保護者の方々にも、もっと伝えたいという気持ちが強くなりました。

チーム全員が同じ目標に向かっていい顔をして取り組んだことや、みんながひとつになっている姿を見られたことが本当に嬉しかったですね。

星稜高校ミーティング

これからについて

これは昔から変わらず言ってることですが、「大好きな星稜高校をもっと元気にしたい」。
さらにこれからは、今回のupdraftとの新しい取り組みで得られたノウハウを一般生徒や他の部活動にも還元していきたいです。

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